2005-01-01から1年間の記事一覧

60年て伝統かよ

ぼやきくっくりhttp://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri/20051123/さん経由で知った、皇室典範に関する有識者会議第5回議事要旨にあること。 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kousitu/dai5/5gijiyousi.html ・ 象徴天皇の制度を維持していくことが前提であ…

長子優先は事実上の「王朝交代」となる

皇室典範に関する有識者会議の結論が出た。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051121-00000103-mai-soci <皇室典範会議>皇位継承順位で長子優先を全会一致で確認 小泉純一郎首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(座長・吉川弘之元東京大…

別によしりんファンじゃないが

次のゴーマニズム宣言特別編は『天皇論』になる気がしないかい?

われはいかにしてファシストをやめしか

「皇室典範改正問題を考えるブログ」の記事が気になった。 http://imperial-of-japan.seesaa.net/article/9601482.html 有識者会議メンバーはファシズム集団 「皇室典範に関する有識者会議」が密室会合をもってして典範改悪への道に更に一歩踏み込みました。…

Gedolさんへの最初の挨拶

当ブログコメント欄にもお越しいただいているGedolさんの記事を取り上げてみよう。この方「プチ左翼」と自称なさっているが、天皇制そのものは維持していいという立場である。 http://d.hatena.ne.jp/Gedol/20051114 憲法の立場から皇位継承問題を扱ってる記…

NHK杯 佐藤康光棋聖−青野照市九段戦

凄まじかった。現在でもトップで活躍されているベテラン青野九段と、森内名人とともに羽生善治四冠のライバルたる佐藤康光による激戦。戦型は予想されていた通り「一手損角換わり」であったが、先手佐藤の早繰り銀から、アマチュア初級者が指すような、双方…

グースさんに聞いてみよう!:「大東亜戦争」という呼称

「大東亜戦争」という呼称について思い悩んでしまったので、私がかねてから尊敬し、影ならが応援してきた方、ネット上で広範な国際法的知識を駆使し、鋼鉄のごとき論理的文章によって「南京大虐殺」否定の論陣を張ってきたグースさんに質問をぶつけてみた。 …

「現御神」とはザインとしての天皇とゾルレンとしての天皇のアウフヘーベンである

実は里見『天皇とは何か』には「女性天皇」を容認する文章がある。 皇位の内容は道である。公的存在たる天皇もまた道である。このご自覚の堅持こそ歴代として皇位を承けたまう御方の天職でなければならぬ。 今日の皇室のご実情から考えると、皇位継承は将来…

帝都は萌えているか!?

「グレートマザー物語」を見つつ、「涼風真世って、顔つきとか声とかなんだか声優アイドルみたいだなあ」と思った。

太宰治は戦後「リベラリストはいまこそ天皇陛下万歳を叫ぶべきだ」と言った

皇位継承問題について「玄倉川の岸辺」というブログに書かれていることに非常に共鳴した。ぜひ紹介しておきたい。 http://blog.goo.ne.jp/kurokuragawa/c/4e39a21ecbbe1dd0a0b3f385aa8344f1 私は世間では少数派の男系維持論者である。 神話と伝説によれば2…

天皇の神聖不可侵

宿題のひとつだった天皇の「神聖不可侵」について、里見の見解を紹介していこう。 天皇は神聖不可侵であるか、ないか、というのは、憲法上の問題であって、神学上の問題や単なるイデオロギーの問題ではない。だから、神聖不可侵を解釈するのに、神様問題など…

臣金田一輝つつしんで

「礼儀知らず」と二度と呼ばれないように、今後当ブログにおいては、吉祥寺杉本さんのことを、 吉祥寺宮杉本殿下(きっしょうじのみやすぎもとでんか) とお呼びすることにする。本来は名の方に殿下をつけるべきなのでしょうが、そうすると同定しにくくなる…

皇紀2646年のマリリンマンソン

桶谷秀昭の名著『昭和精神史』に、皇紀についてこう書かれている。 皇紀二千六百年といふ考え方が、そもそも文明開化の産物だつたのである。明治五年十一月十五日の太政官布告で、「神武天皇御即位を以て紀元とす」と定められた。この紀元制定の生みの親が津…

今日の一言

憲法第一条 大日本帝国ハ万世一系ノ天皇コレヲ放置スほっとかないで!

皇国短歌三首

明治天皇御製 言の葉のまことの道を月花のもてあそびとは思はざらなむネットを始めた初期に、知人らにあてて配信していたメルマガもどきに掲載した短歌がある。私は一応俳人だが、短歌をたしなんではいないので公式に発表していなかったが、これを機会にここ…

西暦を使ったら即イエスが救世主であることを信じることになるとでも?

昨日見落としていたが、吉祥寺・杉本さんはこういうことを書いていた。 http://blog.livedoor.jp/mediaterrace/archives/50223741.html かつて、軍国主義が蔓延った「大東亜戦争」のまっただ中にも「皇紀2600年」の記念式典が賑々しく行われたことがある 吉…

吉祥寺杉本氏に応ず

吉祥寺杉本さんは、私の文章及びトラバによほど頭にきたらしく、あんとに庵さんのところのコメント欄で(なんで?(笑)私を以下のようにののしっておられる。 http://d.hatena.ne.jp/antonian/comment?date=20051115#c さて、わびさびの金田が私にトラック…

皇男子孫への皇位継承は事実上の憲法(慣習法)である

さて、「国家の立法論にそのまま持ち込むことがまともな頭ではないと言ったのですが」と言うので、件の文章を目を皿のようにして読みましたが、おそらく該当すると思われるのはわずかに以下のところ。 http://blog.livedoor.jp/mediaterrace/archives/502237…

大東亜戦争という呼称

コメント欄にて犬儒派さんが「大東亜戦争は1937年からはじまっている」とおっしゃっている。冷静なつっこみありがとうございます。ただ、私としてはさような使われ方をしたことをいままで見たことがないので、ソースを挙げていただいたら幸いです。 「大東亜…

皇紀2665年の天皇論

閲覧したところ「吉祥寺の森から」において、女性・女系天皇問題について論及していた。 http://app.blog.livedoor.jp/mediaterrace/tb.cgi/50223741 さて、女性天皇はこれまでにも推古天皇や斉明天皇など8人が存在した。だが、女系天皇、つまり、女性の天…

「皇紀2665年」論

吉祥寺さんは、皇紀2665年を使う人間が正確に2665年前を紀元と考えていると決めつけ、「まともに考える頭を持ってい」ないのだと蔑視しておられる。 http://blog.livedoor.jp/mediaterrace/archives/50223741.html ところで、西暦とは言うまでもなくキリスト…

ブログは燃えているか?

ちと前のことだが、「随想 吉祥寺の森から」というブログが、拙ブログを取り上げている。こんな感じ。 http://blog.livedoor.jp/mediaterrace/archives/2005-09.html ちなみにこの「あんとに庵」氏、私は面識はないが、電脳空間を通じて若干の意見交換らしき…

天皇本を読む

里見岸雄本さぼって、中川八洋『皇統断絶』大原康男『天皇―その論の変遷と皇室制度』をたてつづけに読む。中川は絶対原則のひとつとして皇族の養子の禁止を挙げていて、養子採用の浅はかさを痛感した。私も養子論については取り下げたい。中川の主張(皇位の…

天皇と政治

ほとんど直観なのだが、天皇に「統治権の総覧者」としての地位を戻すことこそが、天皇制と日本型民主主義を安泰ならしめるベストな方法ではないのかと思うようになってきた。三島は菊と刀との結びつき、すなわち天皇と軍隊との紐帯を復元すべきとしたが、そ…

国体に対する疑惑

『萬世一系の天皇』を休んで里見岸雄『国体に対する疑惑』を読みふける。すでに述べたように里見は、やたらに神秘化したような国体論(天皇論)を批判して、諄々と理性的なアポロジーを展開している。しかし、読んでいて違和感を覚えるところもある。私は渡…

天皇論

『萬世一系の天皇』ちびちびと読む。里見は左の軽薄な天皇論を否定する一方、昭和前期に威勢をふるった、天皇を神格化するような右の天皇論をも批判している。理性によって受け入れがたい天皇論は、かえって皇室の存在に疑義を生ぜしめ、その存続の危機をま…

萬世一系の天皇

注文していた里見岸雄『萬世一系の天皇』が届いた。おそらく名前を知っている方は少ないだろうが(私も最近まで知らなかった)、その筋では超有名な天皇論者のひとりだ。 検索してみると、一水会顧問・鈴木邦男が触れていた。 http://www.geocities.co.jp/He…

近況

金土と出張で高知に行ってきた。弊社主催のゴルフコンペ。 元衆議院議員のM先生はじめ、えらいさんが来ていたので気づかれした。M先生の専属運転手の方が相部屋だったのだが、このひとがかなりの強烈キャラで、いろいろ裏情報を教えていただいた。そのせいで…

女系天皇容認は無血革命である

「たかじんのそこまで言って委員会」でも早速女性・女系天皇容認論の話題が。パネラー中4人が反対(レギュラーの宮崎、橋本、三宅および(意外にも)民主党原口議員)を示していたのはこの番組の見識だが、専門家として登場した所功が「女性天皇」と「女系…

遠藤浩樹「EDEN」1〜13巻★★★

謎のウイルスによって人間が結晶化していく世界が舞台。民族や宗教などでかいテーマも散見されるが、さしあたりこの物語は、主人公である麻薬カルテルのボスの息子が、「プロの犯罪者」となっていくというビルドゥングス・ロマンと読める。タイトルも含めキ…