将棋

第22期竜王戦七番勝負第3局 渡辺明竜王―森内俊之九段

渡辺勝ち。これで渡辺竜王3勝のリード。 後手番渡辺はいつもの通り角替わり後手を堂々と受けて立った。終盤後手は裸玉で生きた心地がしないように見えるのだが、銀一発で先手ダウン。つえええ。 「竜王戦中継plus」 http://kifulog.shogi.or.jp/ryuou/2009/…

購入しちゃいました

出雲のイナズマこと里見香奈倉敷藤花の扇子とタオル。

「情熱大陸」(TBS系 23:30〜0:30)

今回は1時間SPで、竜王戦7番勝負の特集。 情熱大陸公式HP 最後こんなやりとりが。 インタビュアー「なぜ渡辺は4連勝したんでしょうか?」 羽生名人「渡辺さんに聞いてください」 無神経だろ、おい。

第21期竜王戦雑感

ありきたりな言い方になってしまうが、あらためて、最後は精神力の問題と思った。 たしかに渡辺竜王も天才には違いないが、将棋の総合力では依然羽生名人の方が上だろう。いやむしろ、他のトップ棋士たちに比して抜きん出ている。第一局は象徴的で、対局者の…

渡辺竜王防衛、第一代永世竜王に

いやはや凄い将棋だったようだ。劣勢を跳ね返してのねばり勝ち。まさに歴史に残るシリーズ。 「終局直後のインタビュー」(竜王戦中継plus)

第21期竜王戦第7局

いよいよ最終局1日目。 渡辺竜王は後手急戦矢倉を選択。現在プロ間では下火ではないかと思われるので、こだわりがあるのだろう。おそらく研究してきたと思われる手順を経て、5二飛の渡辺新手にて羽生名人の封じ手。 竜王戦公式サイト

史上初の三連敗後四連勝なるか?

面白い記事なので紹介。 「将棋に3連敗後4連勝の前例がない理由」(Party in My Library) http://partyinmylibrary.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/34-94a3.html> 将棋のタイトルマッチで、今まで三連敗後四連勝したケースはないのだが、実はそもそも三連…

第21期竜王戦

羽生善治名人と渡辺明竜王の、新旧天才対決。 渡辺明竜王3連敗の時点で、若干興味がなくなったのだが、そこから3連勝。内容もどんどんよくなっている。やはり渡辺竜王、只者ではなかった。 渡辺明ブログ

NHK杯 井上慶太八段―山崎隆之七段戦

山崎の趣向により四手目7七桂から、相居飛車に。しかし作戦通り(?)の作戦負けで山崎劣勢。ところが決めにいったつもりの奇手5五銀を堂々と同金と取り、端に玉を吊り上げての9九角という勝負手を放ち、形勢混沌。その後あっという間に井上玉を寄せてし…

『ハチワンダイバー』

フジテレビ系土曜夜のドラマ。 「ハチワン」て何のことかと思っていたら「81」、つまり将棋盤のこと。将棋盤の底に潜るというメタファーで「ダイバー」がひっついている。奨励会を退会して真剣士として日銭を稼ぐ青年のあだ名である。 ミステリ作家竹本健治…

NHK杯 深浦康市王位―渡辺明竜王 戦(1月27日放送)

真部一男九段逝去については書く機会がなかった。幻の4二角打の話など壮絶すぎて言葉もない。すぐ後日大内延介九段がまったく同じ局面で件の手を指したというのも、神がかり的なできすぎだ。しかし、先崎学八段によれば、大内は真部の棋譜を知らず、たまた…

NHK杯 羽生善治王座・王将 ― 中川大輔七段 戦

相掛り腰掛銀から難解な切り合いが続いたあと、中川優勢から勝勢へ。私には投了するだろうと思えた、明らかに必敗と思える局面からも、なお羽生は「死んだふり」をしてねばっていた。解説の加藤一二三九段が「矢倉作戦を選ばなかったのが敗因でしたね」と冗…

NHK杯決勝 佐藤康光棋聖―森内俊之名人戦

将棋界きっての、形や常識にとらわれない「自由人」同士による対戦。彼らの凄さは、単に自由であるだけでなく、そのような棋風でトップクラスを維持していること、なかんずく、タイトルホルダーであり続けているところにある。佐藤は「永世棋聖」の権利を手…

NHK杯 谷川浩司九段―佐藤康光棋聖戦

相振り向かい飛車対三間飛車。谷川が手損して交換した角を6六の好位置に据えたのに対し、佐藤は玉を5二と中住まいにして六筋から突如攻撃開始。銀当りの5五角打ちが強引に見えたが、駒損なく谷川の角を拠点から消すことに成功。佐藤はさらに谷川の8四歩…

第19期竜王戦 

フルセットまでもつれこんだ最終第七局、佐藤棋聖の二手目3二金に今回は挑発に乗らず居飛車で対抗、相矢倉戦となり渡辺竜王が勝って防衛。 http://ryuoh.weblogs.jp/blog/2006/12/post_8a71.html ポスト羽生の渡辺竜王が、羽生世代でのりにのっている大敵を…

第77期棋聖位決定五番勝負 第3局

産経将棋WEB http://www.sankei.co.jp/edit/shogi/kisei/077kisei_03.html3タテで佐藤が棋聖位防衛。やはり鈴木予告通りの早石田だったが、凄まじい力将棋。『5五の竜』とかにでも出てきそうな将棋だ。ついでなので、最近の佐藤将棋の魅力についての記事を…

第77期棋聖位決定五番勝負 第1局

鈴木大介八段が佐藤康光棋聖に挑む。 産経将棋Web(棋譜も見られます) http://www.sankei.co.jp/edit/shogi/shogi.html 鈴木八段があらかじめ先手ならと予告していた急戦石田。この変化は先手悪しと習ったものだが、数年前から有力戦法となってきたらしい。…

ザ・加藤一二三伝説

渡辺明竜王ブログで知ったが、こんな動画サイトが。 http://broadband.biglobe.ne.jp/sitemap/index_shougi.html よくあるパロディかと思ったら、なんと加藤一二三九段本人が数々の伝説に関してインタビューに応じている。コルチノイみたいなCMも遠い未来…

NHK杯 山崎隆之六段―塚田泰明九段戦

相掛り模様から銀矢倉対金矢倉の戦いに。塚田が仕かけるが絶妙のタイミングで山崎が巧妙な手順で反撃、一気に寄せ切った。塚田は詰みまで指して都詰めの終局。山崎はちょっと悪そうな局面から勝負形を作っていくのが上手いんだよなあ。

タイトルは「ハブタニ」とか?

勝手に将棋トピックスからですが、個人的に大ニュース。 http://d.hatena.ne.jp/mozuyama/20060502 ■[将棋界] 「ハチクロ」作者の次回作は将棋マンガ? 週刊将棋5月3日号によると、人気マンガ「ハチミツとクローバー」の作者の羽海野チカ氏が、4月26日の名人…

河口俊彦『大山康晴の晩節』★★★★

一気に読みおえてしまった。 癌で没するまで順位戦A級という地位を維持し、活躍していた大山の強さを、その将棋術のみならず、人間的な面も含めて追求した書。技術や序盤の知識だけではトップレベルの棋士になることはできないという確信が著者にはある。 …

NHK杯 山本真也五段―宮田敦史五段戦

今日から今期開幕。居飛車対向かい飛車の短手数の将棋だった。 今期は女性枠から出場の千葉涼子女流王将の活躍に期待だ。 姉妹ブログ: Stalemate from Japan Magins of Haiku

NHK杯決勝

殊能さんによるとこんな感じ。 http://www001.upp.so-net.ne.jp/mercysnow/LinkDiary/index.html 昨日(3/19)は1日じゅうだらだらテレビを見ていたんだが、いちばんおもしろかったのは、NHK杯将棋トーナメント、渡辺明竜王×丸山忠久九段の決勝戦だった。先…

NHK杯 渡辺明竜王―丸山忠久九段戦

初手3六歩から急戦調に進むも、渡辺丸山双方の自重によりゆるやかな流れに。ぎりぎりの攻防が続いたが、最後渡辺が勝ち筋を発見できず丸山優勝。途中渡辺に3三桂不成というかっこいい手が出たが、感想戦で渡辺いわく「自信はなかったが、ここで魅せてやろ…

NHK杯 丸山忠久九段―羽生善治三冠戦

後手羽生の角交換型向かい飛車(ゴキゲン中飛車からのtranspose)。2五歩を桂で取る仕かけが機敏かと思いきや、丸山は盤面右半分を相手にしない方針で玉頭に駒を集めていく。中盤角の打ち込みに丸山困ったと思える局面で、時間を投入して長考の末6六角と据…

で、まあ

渡辺竜王とともに、山崎隆之くんも順位戦B級2組昇級、よかったよかった。 http://www.kansai-shogi.com/kishi/yamasaki.htm

第二回大日本モロゼビッチ賞

本日、たいへん権威ある賞の発表があった。今回は佐藤康光棋聖が受賞。 http://www.orcaland.gr.jp/~maro/diary/diary.html 佐藤が指したこの局面はとんでもない珍形。 http://www.orcaland.gr.jp/~maro/diary/z060307a.jpg アマチュア戦法に「一間飛車」と…

NHK杯 三浦弘行八段−渡辺明竜王戦

すでに準決勝第一局。オーソドックスな相矢倉に。渡辺の細い攻めが切れかけたのだが、三浦がさらに徹底的に切らしにかかったため、かえって渡辺に食いつかれておかしくなった。角を切って歩を取る3五角から8六歩のたらしが最後の決め手、いくばくもなく三…

NHK杯 久保利明八段−森下卓九段戦

戦型は四間飛車対左美濃(1二玉型銀冠)。森下の無理気味の仕かけから、どんどん久保が差を広げ、森下の2五成銀の局面では、具体的にどうするかはともかく、久保側が圧倒的に勝勢に見えた。そこから森下が端にからんでいったあたりから混戦。1五銀の縛り…

NHK杯 谷川浩司九段―藤井猛九段戦

maroさんが実況ライブ感のある名文をお書きなので、みなさまもぜひご一読を http://www.orcaland.gr.jp/~maro/diary/diary.html戦型は相振飛車。穴熊の藤井が調子よく攻めていたが、谷川の手練手管を尽くした受けで藤井失調。5九金打は見えたが、8八飛はさ…