2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

天皇と私

コメント欄でも書いたが、一時期私は反天皇ナショナリストであった。というのもファシズム信奉者だったからだ(笑 私はファシズムにとってもっとも邪魔なのは天皇の存在だと思っていたわけである。独裁者は政治権力を集中するのみならず、国民に対する精神的…

今日の一言

「やつは大変なものを盗みました。日本人の心をです」

兵頭二十八『軍学考』★★★

他の著作のようにテーマを狭く限定して論じるでなく、あれこれと話題がとび、書き下ろしながらどちらかというとアンソロジーに近い。いつもの通り、「常識」に反する兵頭流正論が語られているが、卓見とは思えても、あまりに専門的すぎてその是非がよくわか…

女性天皇

ぼやきくっくりさんが今日の記事でこの問題を取り上げている。 http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri 正直、この問題について国民の意識は低い。別に「女性天皇」でもいいのでは、というのが大多数の意見だろう。しかし、緊急避難的に男系女子のみを認める…

三土修平『靖国問題の原点』★★★★

賛成派を「謀略史観」反対派を「せっかく史観」とし、占領下における靖国神社改革の歴史を検証しながら、両者に批判の目を向けている(しかし、前者はともかく後者のネーミングセンスはいかがなものか)。 「謀略史観」は靖国神社の私法人化は占領軍による強…

靖国参拝

この問題については語るべきことは少ない。 国の首長が靖国神社に公式参拝することは、国家に殉じた英霊たちとの約束時であり、残された日本国民にとって、神聖な義務である。したがって、首相は絶対に靖国参拝せねばならない。日本国が革命国家であって、大…

伊藤正徳『帝国陸軍の最後』全5巻

全5巻のまだ半分ほどしか読んでないが。 将兵いかに戦いしか、という点にこだわり、臨場感あふれる筆致で描いている。個々の戦いについてもほどほどに詳しく、非常に読みやすい大東亜戦争通史として、分量的にも手ごろだと思う。 緒戦の勝利は、多くの偶然…

『serial experiments lain TV-BOX』★★★

DVD

98年深夜に放映されていた全13話のサイコホラーアニメ。ネットを模したワイアードというヴァーチャル世界が徐々に現実世界を侵食していく。というとP・K・ディックを思わせるが、「異界との交流」に置き換えれば、昔からある幻想譚ともいえ、そこかしこに…

たかじんのそこまで言って委員会

ふと番組欄を見るとやっていた。全国放送化されたのか、と一瞬思ったが、単にずっと見落としていただけ。 10月2日放送分出演者は以下の通りhttp://www.ytv.co.jp/takajin ◇司会 やしきたかじん、辛坊治郎(読売テレビ解説委員) ◇パネラー 鴻池祥肇、森本…

稲垣武『「悪魔祓い」の戦後史』★★★★★

再読。私が急激に右旋回(笑)するきっかけになった本のひとつ。著者はいわゆる進歩的文化人の言説を追って、彼らがいかに世論をミスリードしてきたかを検証する。左翼の理論的な部分の批判というよりは、事実を直視せず、自らの理念によって現実をねじまげ…

靖国「違憲」判決

今朝の朝日新聞一面にでかでかと「首相の靖国参拝 違憲」と出ていたので、「ああ、またどうせ法的拘束力のない傍論でだろ」と流し読みしかしなかったが、案の定Irregular Expressionにて論破されていた。 http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200509301835.h…

『瑠璃の島』

DVD

成海璃子目当て(笑)で購入したが、これはめっけもん。アマゾンに載っているストーリー紹介を引く。 【STORY】 沖縄・八重山諸島の端っこにある小さな孤島・鳩海島(はとみじま)。この島は、島唯一の公共機関である小学校廃校の危機にさらされていた。島民た…