2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ほぼ一日一句

朴咲いてヒステリックな旅となる 一輝 季語「朴の花」(夏)

純粋まっすぐミヤダイ君――宮台真司『日本の難点』★★★★★

社会は恣意的な構築物に過ぎない。これに対して、似て非なる二つの立場がある。すなわち「境界性の恣意性」を問題にする側と「コミットメントの恣意性」を問題にする側。前者はポストモダン思想によって人口に膾炙した。日本人であることは自明ではない、男…

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間違いに気づいて仰ぐ夏の月 一輝 季語「夏の月」(夏)

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老鶯やひとり会社で仕事して 一輝 季語「老鶯(ろうおう)」(夏) 老いた鶯のことではない。「春を過ぎて繁殖のために山に上がってきて鳴いている鶯」(角川俳句歳時記第4版)のこと。

まったくそうだ

http://cotorich.jugem.jp/?eid=51

たかが貯金本と侮るなかれ――横山光昭『年収200万円からの貯金生活宣言』★★★★★

サブプライムローン問題から生じた金融不安の中、堅実な投資策をすすめる本も売れてきているようだが、通常それらは、ある程度の年収があり、余裕資金のある人向けである。この本は、さらに敷居を下げ、年収が低く、多額の借金のある家計を前提に、そもそも…

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メアリーという犬に会う聖五月 一輝 季語「聖五月」(夏)

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小満のはるばる届く洋書かな 一輝 季語「小満」(夏) 二十四節気の一つ。

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南極の氷浮かべて芋焼酎 一輝 季語「芋焼酎」(夏)

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短夜や城の形のラブホテル 一輝 季語「短夜」(夏)

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少しだけ浮いた気のする清和かな 一輝 季語「清和」(夏)

失われた時を求めて

今日はオタ友Aさんと神戸へ遠征する予定だったが、例の新型インフルが猛威をふるいつつあるとのことなので、断念。高松へ。 高松の商店街方面は久々に行ったが、かなり様変わりしており、いろいろお店(雑貨屋)を教えていただいた。それにしても、いつの間…

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遠ざかるもの美しき緑雨かな 一輝 季語「緑雨」(夏)

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ケータイの待受画面花は葉に 一輝 季語「花は葉に」(夏)

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ことごとく予言はずれて青嵐 一輝 季語「青嵐」(夏)

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輝きの湧き出るところ手鞠花 一輝 季語「手鞠花」(夏)

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サイレンの轟きわたる麦の秋 一輝 季語「麦の秋」(夏)

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山椒魚だれに魔法をかけられて 一輝 季語「山椒魚」(夏)

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くるくるとホース巻き取り夕薄暑 一輝 季語「夕薄暑」(夏)

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硝子器の底に眠るやさくらんぼ 一輝 季語「さくらんぼ」(夏)

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ひきがえる主のごとく床の下 一輝 季語「ひきがえる」(夏)

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初夏の雨歩いて長き橋渡る 一輝 季語「初夏」(夏)

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呼ぶ声の茉莉花の香を経て届く 一輝 季語「茉莉花(まつりか)」(夏)

たしかにそうだ

http://cotorich.jugem.jp/?day=20090505

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真ん丸な風船あがるなら立夏 一輝 季語「立夏」(夏)

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みどりの日の写真の中の青き空 一輝 季語「みどりの日」(春)

禁断の果実か、腐った林檎か――杉井光『さくらファミリア!』★★

突然、多額の借金を背負い天使と悪魔と同居することになった主人公は、実はユダの生まれ変わりで・・というハチャメチャな設定はたしかにラノベ向き。お分かりの通り聖書を利用しているが、『ダヴィンチ・コード』なぞよりはるかにデタラメなので、あまり真…

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悪夢から覚めて憲法記念の日 一輝 季語「憲法記念の日」(春)

二十一世紀の新たな伝統――Frithjof Schuon"The Transcendent Unity of Religions"

イスラームに心が傾きはじめたことがきっかけで、この比較宗教学者フリッチョフ・シュオンの初期代表作にも手を伸ばした。完読していないので評価はつけない。 簡単に言えば、どの宗教も顕教的(エキゾテリックな)側面と密教的(エソテリックな)側面があり…

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葉桜や神の光は闇に似て 一輝 季語「葉桜」(夏)