俳句
世を捨てるまで繰り返し散る桜 一輝 半分世を捨てていても、時は流れる。
第14番15時10発第15番15時15分着。 当たり前のことながら、国分寺は各県に一ヶ所づつ存在する。ここは発心の道場阿波徳島、最初の国分寺ということになる(ただし、1番から順打の場合)。 天正年間、兵火によって烏瑟沙摩明王堂(うすさまみょうおうどう)…
13番14時45分発14番常楽寺着。 流水岩が圧巻。久遠の時の流れに出会った感すらする。そのでこぼこした歩きにくい岩場に本堂が。 ここは88ヶ所中ただ一つの、御本尊が弥勒菩薩の寺。「おん まいたれいや そわか」という御本尊真言はここだけで唱えられる。 …
13番から17番までは固まってある。ここからは時間との戦いだが、17番までがんばろうと思い決め、12番焼山寺を13時30分出発13番14時10分着。山を降り、再び街中に。 駐車場が寺に行く途中にあるが看板が分かりにくいとガイドブックに注意があったのに、思いき…
11月19日の記事「EASY遍路の記(第11番札所 藤井寺)」の拙句「冬時雨われも一人の遍路なる 一輝」について、「時雨」は冬の季語だから「冬」をつけるのはおかしい、というご指摘があった。私は本格的に俳句をはじめてからかれこれ10年にはなる。その方も私…
11番から12番、歩き遍路道は「へんろ転がし」と呼ばれる難所。通常自動車は違う道を通っていくのだが、ドライブ用ガイドブックによると37.5km100分かかる行程。 藤井寺から10分ほどのローソンで昼食。遍路中は肉絶ちしているので、たまごサンドと小倉餡のデ…
10番10時25分発11番10時55分着。小雨。 ここは駐車場が有料(300円)。駐車場前の小屋にいる人に前もって払う。 納経を終えて改装中の正門を撮影していると、「どこから来た?」と後ろから質問。正門前で地元の野菜等を売っている店のおじいさんだ。「僕は香…
9番9時30分発10番9時45分着。少しばかり道に迷った。 ここは本堂まで333段の石段がある。体力の落ちた私にはきつい運動で、気合を入れ直して最初の段に足を踏み出したちょうどその時、上から降りてきた人に「おはようございます」と声をかけられた。こち…
第8番9時10分発第9番9時15分着。 曇り空も少し晴れてきた。このあたりから団体とぶつかることに。 ここでもハプニング。団体遍路が終えたところで読経をはじめた所、突然ケータイが鳴り出した。第8番でメールした知人からの電話。うっかりマナーモード…
7番8時30分発8番8時35分着。 正門に至る石段の上から、御詠歌が聞こえてくる。誰か吟じているのかしらんと思いつつ登ると、実はスピーカーからエンドレスに流れているのであった。他の寺ではこんなサービスはない(今の所)。 正門の両脇の仁王像、この…
6番安楽寺8時5分出発、7番十楽寺8時10分到着。 こちらもまだ朝なので人まばら。朱塗りの門は竜宮のそれを模したと言われる。広々として気持ちのいいお寺。 納経を終えて門に向かうと、6番で挨拶した御夫人が。歩きのようなので「がんばってくださいね…
というわけで、本日2回目のつなぎ遍路をしてきた。少なくとも第一の難所第12番札所焼山寺まではやっつけたく、朝6時に家(丸亀市)を出発、実際には第17番札所まで打つことができた。 津田の松原SAで5分ほど休んだのみで高速を走り続け、第6番札所へは7…
猫は路地に人はこの世に冬はじまる 一輝 季語「立冬」(冬)
輝きは霜降の夜の競技場 一輝 季語「霜降」(秋) 二十四節気の一つ。
4番から5番までは2kmほど。車なら10分もかからない。 5番に着いて車から降りるやすぐ気づいた。4番大日寺に金剛杖を忘れてきた。時間が切迫しているので、先にお参りをすませてから戻ることにする。歩きならすぐ忘れていることに気づいただろう。一人で…
予定では3番で本日(10月17日)は終えるつもりだったが、まだ16時に達していないので、次も廻ることに。納経を終えたくらいのタイミングで、車を貸していた同僚も到着。3番から4番までは10kmはあるので、ここからは自動車で。というか、歩きだとぎりぎり…
2番札所の個人用納経所(件遍路用品店)で、3番に歩いて行くにはと訊いた所、正門を出て道路を右に行き、最初の信号を右に、と教えられた。3km弱の行程。 実際門を出ると、すぐ右に遍路道の矢印がある。田んぼの畦道らしい。しばし迷ったが、お店の方の指…
第1番札所から第2番札所まで1.4km。真言宗僧侶家田荘子は、この1.4kmを長く感じたと記しているが、歩き慣れていない私も同様に思った。 第1番札所は、思っていたほどではないにせよ観光客や団体遍路がそこそこいたが、こちらはたまたまなのかも知れないが…
とりあえず、本日10月17日、午前に大塚国際美術館を楽しんだあと、第1番札所から第5番札所まで打つことができた。 今回は会社の同僚と一緒に来たので、第1番札所で車を貸して、第3番札所までは歩き遍路した。そこで拾ってもらい、時間があったので、第4…
窓越しの寒露の月がつかめない 一輝 季語「寒露」(秋) 二十四節気の一つ。
秋分の門前バスの連なれる 一輝 季語「秋分」(秋)
白露の夜どこをつかめばいいのやら 一輝 季語「白露」(秋) 二十四節気の一つ。
Nキーの薄れる処暑のキーボード 一輝 季語「処暑」(秋) 二十四節気の一つ。 結局、PC自体が新しくなった。しかし、またいろいろやり直しせねばならず、二度手間。
終戦日の袋小路に光あれ 一輝 季語「終戦日」(秋)
立秋のトンネル向こう側が闇 一輝 季語「立秋」(秋)
国道に車の多き大暑かな 一輝 季語「大暑」(夏)
向き合って座る小暑の風の中 一輝 季語「小暑」(夏)
亡きがらを一つ確かめ梅雨明ける 一輝 季語「梅雨明ける」(夏)
胸の奥の封印解けて白夜光 一輝 季語「白夜」(夏)
真ん中に金魚玉ある宇宙かな 一輝 季語「金魚玉」(夏)