2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

萌えないゴミ――堀江由衣『silky heart(初回限定盤)(DVD付)』★★

前作『バニラソルト』に続くエレクトロポップだが、低調。前作が神曲だっただけに落胆は大きい。唯一の売りはインターナショナルスクール風コスだろうが、個人的には・・萌えんなあ。 silky heart(初回限定盤)(DVD付)

ロード感のないロード小説――萬屋直人『旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。』★

「喪失病」という病が蔓延する世界で、少女と少年が旅をする、世界の果てまで。 この病によって、名前や証明写真が消え、存在そのものが消えていくという。子供じみた発想なのはラノベらしいといえばらしいが、アイデアがうまく消化されていない感じ。そもそ…

四畳半テクノ――大正九年『KYU-BOX.』★★★

さる方から紹介され試聴。駄曲もあるので星はこんなもの。 一聴、「懐かしい」と感じた。出現した当時は革新的だったテクノも、時代を経てオールドスタイルに聞こえるようになったということか。しかし、おそらくむしろ、わざとレトロ感を出しているのだろう…

香川も雪

ささやかな憂鬱重ね柊咲く 一輝 季語「柊(ひいらぎ)」(冬)

隔靴掻痒――若林秀樹『ヘッジファンドの真実』★

現役ファンド・マネージャー執筆ということで、その経験と知識から書かれており、その点は興味深くもあり貴重でもある。しかし、世のヘッジファンドに対する誤ったイメージを正したいという志は良しとして、それに十分成功しているとは言いがたい。 解説が自…

裁定取引(アービトラージ)について

「サヤ取り」とも言う。LTCMをはじめ、多くのヘッジファンドが使っている投資手法なのだが、わかりやすいイメージでいうとこんな感じだろうか。 実際にあった話らしいが、さるハンバーガーチェーンで、チーズバーガーセットとダブルバーガーをたのんだ場…

さらにクレージーに進むか、癒し系か――加藤英美里『vivid』★★★

『らき☆すた』柊かがみ役声優のファーストアルバム。 基本打ち込みサウンドだが、作り込んだというわけでもなく、チープ。演じるアニメキャラはツンデレ系だが、歌ではアホっぽいところは宮村優子を想起させるが、みやむーの初期アルバムの方がはるかに楽曲…

余談――加藤元浩『Q.E.D.-証明終了-ザ・トリック・ファイル』★★

こういうファンブックは基本買わないのだが、『Q.E.D.』は例外の一つ。 作者による自作解説が集録されており、『レッド・ファイル』については以下の通り。 金融工学で株価暴落は防げません! 世界的に株価が大暴落したとき、ラジオでコメンテーターが言って…

ゆうこりんの明日はどっちだ――『小倉優子のはじめましてFX(外国為替証拠金取引)』★

くそまじめに数あるFX本と比べると、内容のわりに1,300円はちと割高感がある。が、もともとジェット証券の販促用(口座開設時のプレゼント)として製作されたらしく、ならテクニカルチャートにまで軽く触れているので、こんなものか。 ところで、冒頭に収…

ベテランの風格が出てきた――加藤元浩『Q.E.D.』32巻★★★

NHKで実写ドラマ化もされている理系ミステリ漫画。「マジック&マジック」「レッド・ファイル」二編収録。 「マジック&マジック」はシリーズものならではの味なストーリーで佳作。ちと驚いたのは「レッド・ファイル」で、ずばり金融工学をモチーフにして…

金融帝国衰亡史――ロジャー・ローウェンスタイン『最強ヘッジファンドLTCMの興亡』★★★★

ノーベル経済学賞受賞者ショールズとマートンを擁した伝説のヘッジファンドLTCM(Long Term Capital Management)の栄枯盛衰を描いた一冊。取材やインタビューを重ね、臨場感ある筆致で秘密のヴェールに隠されていたLTCMの内部事情に分け入っている…

萌えはなくともアニメは育つ――『ウィッチハンターロビン』☆☆☆☆☆

今日は本厄の厄払いに行ってきたので、結局午後から視聴。まだ8話まで。というわけで、星は仮評価。 また横着してAmazonの記事から転載。 影の組織・ソロモンは、世界各国の政財界にも通じ、数千年の間Witch(魔女)たちから人類を守ってきた。 ソロモンのWit…

投資がギャンブルで何が悪い?――橘玲『臆病者のための株入門』★★★★★

私事に属するが、同著者の『黄金の羽』シリーズは私の世界観や人生観を大きく変えたといっても過言ではない。ほとんど思想的な影響力を持っている。この本は、そうした独自の哲学を(それと分からず)提示している著者による株投資入門本である。 著者の特徴…

タイトルに恥なし――田渕直也『世界一やさしい金融工学の本です』★★★★

Amazonにアップされている著者本人による紹介文が申し分ないので転載しておく。 出版社/著者からの内容紹介 金融工学とは、「数学や物理学、統計学といった数理的な分析手法を駆使して、金融に伴うリスクの測定や金融商品の価格分析を行なう理論体系」のこと…

と、と、とけた!

Christmas Escape 2 http://neutralx0.net/escape/xmas2.html クリックポイントがちと厳しいか? 何度やっても同じ所で詰まってあきらめかけていたが、そこを突破したら、あとは一気呵成でコンプクリア。あ、ちなみに1もコンプできました。 とけたら★一つの…

「Q.E.D. 証明終了」

NHK総合午後8:00〜8:45。 水原可奈(高橋愛)、水原警部(石黒賢)がミスキャスト過ぎ。演出も演技もひどい。なんか、予算が少ない中やりくりしたんだろうなあ。これなら『パズル』の方がなんぼかましだった。『ガリレオ』とは比べるべくもなし。

いやむしろ金融工学の天使だ――吉本住生『金融工学の悪魔―騙されないためのデリバティブとポートフォリオの理論・入門』★★★★

Amazonレビューより転載。 金融工学の脱神話化, 2009/1/5 by kanedaitsuki 「金融工学」は難解な高等数学の衣をまとうことで、実像とはかけ離れた怪物へと仕立てあげられている。著者はそうした風潮を破るべく、「金融工学」の脱神話化を試みる。 その試みの…

「罪と罰」、なんてのどかな時代もありましたっけ――入間人間『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸 』★★★

拉致監禁された過去を持つ女の子が、病気オブハートな状態のまま成長して自ら兄妹を拉致監禁。その幼児体験を共有する男が、なんとかその事態を収拾させようと奮闘。というへヴィな話を軽いタッチで描く。 西尾維新と比較されることもあり、特に戯言シリーズ…

やくたいもない俺

私小説読み終わらずに四日かな 一輝 季語「四日」(新年) 一月四日の略。同様に「一日」「二日」「三日」も新年の季語だが、「四日」という微妙な感じがよろしい。 ちなみに2007年の賀状句は「一月一日生きながらえて叔父であり 一輝」。

ラノベの逆襲――伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』★★★★★

設定については前作のレビューで触れた。http://d.hatena.ne.jp/kanedaitsuki/20081009 ファッション誌のモデルもしている妹の裏の顔は、実は妹もののエロゲー大好きな激オタ。非オタ(だった)の兄が、妹の理不尽な言動に振り回されるも、最後はちょっとい…

もう4日なので解禁ということで

暗闇を抱きて広き初御空 一輝 季語「初御空(はつみそら)」(新年) 今年(2009年)の賀状の句。5年前から続けているが、いつまで続くやら。 本日、帰香。

久々に脱出ゲーム

Christmas Escape 去年クリスマス前にプレイした際、つまってしまったのだが、今日やったらあっさり解けた。プレゼント、一個だけ分からん。 2の方はまだやってない。

宮島詣で

潮がひいていたので、海側から撮ってみた。

あけましておめでとうございます

広島の山奥より。 今年も雪じゃよ。