萌えはなくともアニメは育つ――『ウィッチハンターロビン』☆☆☆☆☆

kanedaitsuki2009-01-12

 今日は本厄の厄払いに行ってきたので、結局午後から視聴。まだ8話まで。というわけで、星は仮評価。
 また横着してAmazonの記事から転載。

影の組織・ソロモンは、世界各国の政財界にも通じ、数千年の間Witch(魔女)たちから人類を守ってきた。
ソロモンのWitch管理組織STNは、Witchたちの捕獲・抹殺を任務としている。
その影響力はソロモン同様、政府、警察組織におよび、各国におけるWitch管理実行組織として十分に機能してきた。
しかし現在、日本社会の変化に伴ってWitchが増加し、STNの日本支部であるSTNJは不定期に現れるWitchの犯罪に対しギリギリの戦いを強いられていた―――。

 2002年放映の深夜アニメで、当時は結局数話しか見ることができなかった。
 全体に暗く、テンポやセリフ回しなどもきわめてゆっくりで、昨今の派手派手なアニメに逆行しているが、もちろんそこがこの作品の魅力の一つだ。修道院出の主人公ロビンからして饒舌でも活発でもない。他の登場人物も、関西弁を駆使する堂島を除けば似たりよったりで、会話にはさまる沈黙や間がむしろ微妙な感情を表す。
 基本的に一つの事件を追求し解決する一話完結のスタイルで、設定はSFながら、いわば一種の刑事ドラマと言ってもいい。従って、普段アニメなど見ない年齢高めの層が見ても、というか、そうした層にこそ受けるであろう。
 萌え要素がほぼ皆無な作品だが、一つあるとしたらロビンの眼鏡か。眼鏡をかけ忘れて炎が的に当たらないとか、スクーターが途中でガス欠になるとか、ちょっと抜けたドジっ娘なところもある。あと、コーヒーと味噌汁は喰い合わせが悪いと思う。


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