2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

携帯より近況

われはヒトかモノかと問えば流星雨 一輝 病床に堕落しており長き夜 みなさま、コメントありがとうございます。ひとつひとつ大切にかみしめています。 先週9月21日に、第一回目の薬の投与があり、今は経過見です。目立った副作用はなく、体調がいい時は本を読…

病院 金田一輝

病室の朝はにぎやか涼新た すさまじや体の中を流れる河 天のいと高き所も秋の雨 鶏頭の一本もなき眺めかな 刻一刻減る点滴と桐一葉 秋燈や時おりひびく音ありて 食事とう苦行ありけり穴惑 悪口をためらわず生き曼珠沙華 苦節なき三十八年鳥渡る 前世のかすか…

A Dieu!

そういうわけで長期入院し、闘病生活に入ります。現在一時外泊で家に帰ってますが、明日の夕方に病院に戻ります。おそらく携帯からサイトを見る機会はあろうかと思います。

7月末あたりから食欲が落ち体調思わしくなく、なかなか集中してことを成せない状態にあります。ここの更新も滞りがちになるかと思いますがご了承のほどを(まあ、前から滞ることは何度もありましたが)。

慶賀

というわけで、皇男子のご誕生とあいなった。この手のことにかの勝谷誠彦氏がどんな風に書くのか気になったが、さっそく文章がアップされていた。こんな感じ。 http://www.diary.ne.jp/user/31174 4時起床。万歳。万歳。万歳。現在8時48分。いま秋篠宮紀子…

靖国問題に一石も投ぜず――上坂冬子『戦争を知らない人のための靖国問題』★

薄っぺらい本。特に前半に顕著だが、著者の主観が強すぎ、非常に情緒的に思えるところが少なくない。また、靖国神社の今後について、神道色を排して改組すべきという主張にもまったく頷けない。神道という枠組みを亡くせば靖国神社の歴史的連続性が断たれて…

Immortal God:寝た子を起こす神萌エラー参上――稲垣良典『問題としての神―経験・存在・神』★★★★★

「神は死んだ」と宣告されて久しい。というか百年ほどたっているのだが、著者は神忘却とも言える昨今の世(とくに哲学界)の中心で「神」を叫ぶ。神は死んでねえぞ!そこらじゅう徘徊してるぞ! 近代哲学の成立過程で、理性は自らを「経験」の枠内に閉じ込め…