2006-09-02から1日間の記事一覧
薄っぺらい本。特に前半に顕著だが、著者の主観が強すぎ、非常に情緒的に思えるところが少なくない。また、靖国神社の今後について、神道色を排して改組すべきという主張にもまったく頷けない。神道という枠組みを亡くせば靖国神社の歴史的連続性が断たれて…
「神は死んだ」と宣告されて久しい。というか百年ほどたっているのだが、著者は神忘却とも言える昨今の世(とくに哲学界)の中心で「神」を叫ぶ。神は死んでねえぞ!そこらじゅう徘徊してるぞ! 近代哲学の成立過程で、理性は自らを「経験」の枠内に閉じ込め…