四畳半テクノ――大正九年『KYU-BOX.』★★★

kanedaitsuki2009-01-27

 さる方から紹介され試聴。駄曲もあるので星はこんなもの。
 一聴、「懐かしい」と感じた。出現した当時は革新的だったテクノも、時代を経てオールドスタイルに聞こえるようになったということか。しかし、おそらくむしろ、わざとレトロ感を出しているのだろう。アーティスト名はそれを狙ったのかも知れないし、実はなんにも考えてないのかも知れない
 パフュームが現代テクノポップ界のヒマワリなら、大正九年は現代テクノポップ界の月見草。もちろんその低コスト感(貧乏くささ)こそが売り要素だ。唯一のメジャーアルバムにしてこのマイナーっぷり。とことんこの道を進めば良いと思う。

KYU-BOX.