吉祥寺杉本氏に応ず

吉祥寺杉本さんは、私の文章及びトラバによほど頭にきたらしく、あんとに庵さんのところのコメント欄で(なんで?(笑)私を以下のようにののしっておられる。
http://d.hatena.ne.jp/antonian/comment?date=20051115#c

さて、わびさびの金田が私にトラックバックをしてきてあれこれ書いているのですが、初歩的な勘違いばかりであほらしいので放っておいてあります。私は神道や皇統の繋がりを信じること、その信仰心を持つことは自由であろうとも、それを国家の立法論にそのまま持ち込むことがまともな頭ではないと言ったのですが、キリスト教の西暦を持ち出してあれこれ言っておりますね。そもそも私はあの様に礼儀知らずの挑戦的なふっかけ議論には一切、応じないという立場です。

「私は神道や皇統の繋がりを信じること、その信仰心を持つことは自由であろうとも、それを国家の立法論にそのまま持ち込むことがまともな頭ではないと言った」
ほう、なるほど。でも吉祥寺杉本氏の文章を読むと、
http://blog.livedoor.jp/mediaterrace/archives/50223741.html

さて、この天皇が始まってから全てが男系の万世一系にて、何と「2665年」もが経過しているという前提であるが、これ、本当に信用するに値するものであるのだろうか?

「日本の皇族の血筋は、2665年間、一切の断絶や狂いを経験することなく継承されてきた世界に類を見ない稀有の系譜を持つ。」
とは認識されていない。2665年間、遺伝子の繋がりが万世一系で微動だにぶれず継承されてきたという認識は、ほとんどそれ自体が「神話」である。

など、異様なまでに2665年て部分にこだわってるように読めるけど? けれど皇統の繋がりを信じることはオーケーとわかったので、この点については了解しました。
「国家の立法論にそのまま持ち込むこと」というのが論点ということなので、いずれそれについても論じましょう(もちろんトラバもいたします)。ひとつ疑問なのは、大日本帝国憲法でも日本国憲法でも天皇と皇統の存在は国法上認められておるわけですが、では杉本さんはそれも認めないというお立場? 日本国憲法を正当と認めるならば、万世一系の皇統を立法論にそのまま持ち込むことは、それほどおかしいとは思えないのですが。私の悪い頭でも理解できるようご教示いただければ幸いです。

いちおうつけくわえておくと、反論しないからといって、それが「間違いを認めたのだ」ことなのだとは思いませんので。スルーしていただいてもぜんぜんけっこうです。