2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

不肖金田 VS 小野田神父

(小野田神父の発言はオレンジ、私の発言は灰色で引用する)聖ピオ十世会の小野田神父から私の記事にコメントをいただいた。 http://blog.goo.ne.jp/thomasonoda/e/25d40393c90c3c2ad96912bcd9439c69 金田さんが「ローマ VS SSPX(聖ピオ十世会)」というお…

戴冠せるアナーキー――榎本俊二『えの素トリビュート』★★★★

『ゴールデンラッキー』は条理ある不条理、論理的狂気というものの極北に到達した。その先はないものと思っていたら、一転して『えの素』全九巻は生々しいエログロを素材にしながら、さらなるアナーキーに突入している。泥酔していない醒めたアナーキー。ア…

ローマ VS SSPX(聖ピオ十世会)

非常に抽象的な弁証になるが、以下してみる。 ある事柄についてローマとSSPXに見解の相違がある場合、両方とも正しいという単純なケースを除けば、 ①ローマが真、SSPXが偽 ②ローマが偽、SSPXが真 ③両方とも偽 の三パターンしかない。問題は②のケースがあると…

Anti-SSPX(アンチ・聖ピオ十世会) サイトリスト

[全般] Library of Catholic Documents(SSPX Asia) SSPX Agenda THE ANTI-CATHOLIC NATURE OF THE SOCIETY OF ST. PIUS THE TENTH (SSPX) ULTRA-TRADITIONALISTS A Prescription Against 'Traditionalism'(Shawn McElhinney) An Overview -- What is the Soc…

お役立ち記事リスト

[教会の外に救いなし] 教会なしに救いなし、「教会の外に救いなし」――杉本氏の誤謬をただす、「教会の外に救いなし」補足、ルフェーブル大司教による「教会の外に救いなし」、誰が救われるのか、「教会の外に救いなし」入門、「Extra Ecclesiam nulla salus …

ルフェーブルの離教運動からの脱出記――すべての伝統はローマに通ず(3)

"My Journey out of the Lefebvre Schism All Tradition Leads to Rome"より。 新ミサ:本質的に悪? 現在聖ピオ十世会によってなされる共通した立論は、パウロ6世によって改正された典礼は本質的に悪である、少なくともカトリック信仰への直近の危険である…

小野田神父様よりの反応

誰がタレこんだのかはわからないが、聖ピオ十世会の小野田神父がブログで私の記事を取り上げてくださっている。 http://blog.goo.ne.jp/thomasonoda/e/333766059d5cebc2595ecec286b18dc6 小野田神父にあって、なんら悪感情が感じられないこと、また論争にお…

文献主義?

「護教の盾」(3月3日付日記)さんは私をして「いわば「文献主義」」と言う。何のことやら分からないので文章を追っていくと次のような箇所に出会う。 いわゆる「客観」や、「言葉」や、「論理」や、「合理」や、「議論」や、「文献の精査」などを、ちょっ…

ルフェーブルの離教運動からの脱出記――すべての伝統はローマに通ず(2)

"My Journey out of the Lefebvre Schism All Tradition Leads to Rome"より。 聖ピオ5世と「クオ・プリムム・テムポーレ」 私が今までに出くわした聖ピオ十世会を擁護する者による第一の立論(まさに私をして彼らの離教運動へと導いた論)は、16世紀の聖ピ…

教皇権についての簡略な入門書――Stephen K.Ray、R.Dennis Walters"The Papacy Lerning Guide"★★★

Catholic Answersから出版されている教皇権についての標準的な教えの理解に役立つ本である。薄い(112P)が内容は凝縮している。安価なので手元にあって損はない一冊である。既に当ブログで「教皇の不可謬の教導権」について書かれたところを紹介したが、これ…

再度松山へ

二度目の松山行。14日入院、20日手術に決まる。そこそこ大変な手術になるようだが、手術後10日くらいで退院できるとのこと。松山の医師の説明は明快でわかりやすく、こちらも即断即決しやすかった。 天才俳人のはしくれとして、正岡子規記念館に行く予定だっ…