ほぼ一日一句



雁風呂や大きな嘘を許すべく 一輝


 季語「雁風呂(がんぶろ)」(春)
 雁は海上で休むために持ってきた木片を、くわえて帰る。従って、残された木片は死んだ雁のものであり、供養のためにその木片を燃やして風呂をたいた。青森県外ヶ浜の習俗と書いている歳時記があるが、実はまったくの空想である。