2004-10-29から1日間の記事一覧

ポール・ホフマン『放浪の天才数学者エルデシュ』★★★★

数学界以外では無名の天才数学者の伝記。まるでウディ・アレンの映画に出てきそうな、常識の枠をはみ出た行動をする人物だ。それでも周りに愛されたのはよきキャラクターのおかげだろう。人間も捨てたものではないと思えて、とにかく読んでいて元気になる。…

川久保勝夫『トポロジーの発想―○と△を同じと見ると何が見えるか』★★★

日常への応用をふんだんに織り交ぜながら、初等的なトポロジーの様々な側面をわかりやすく解説。不動点定理などは、数学の定理の不思議な凄みを感じる。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062570769/ref=pd_sim_dp_1/249-8164512-0418725

ポール・エドワーズ『輪廻体験―神話の検証』★★★

比較的めずらしい、「生まれかわり」思想に対する批判本。ただしく言うなら、思想そのものというよりも、その擬似科学性への批判である。欧米でもニューエージャーの駘蕩にともない、生まれ変わり思想が一定の影響力を持っているということなのだろう。 著者…