引きこもりの妹とシスコンの兄、という設定自体はありがちだが、それにきちんと理由づけをしているのが面白い。非現実的で荒唐無稽なストーリーも言葉の勢いでぐいぐい押していく。章分けした文章の分量も適度で、作者本人が言う通り、4コマ漫画のようにさくさく爽快に読める。これぞラノベ。
ラノベに感動は必要ないと思う私だが、ラスト、不覚にも感動してしまった。しかも、早く続刊が読みたい、とも思ってしまった。
つまり、この作家さんのファンになったということで(笑
「日日日」は「ひひひ」と読むものと思っていたら、実は「あきら」。「日日日」=「晶」ということのようだ。