サンフランシスコ講和条約にて大東亜戦争は終結した

愛・蔵太先生から愚生のエントリhttp://d.hatena.ne.jp/kanedaitsuki/20060817/p1がトラバを受けているのに気づいた。
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20060825/rssbm2006082514#tb
こういう取り上げ方はおそらく揶揄なのだろう。となると松平元宮司ならびにわたくしこそが「異様な認識」なのかと目を白黒してしまった。勿論私は国際法に詳しいわけではないが、いったん戦争に突入した国家同士は「講和条約」(少なくともそれに準ずる何か)を結ぶまでは、実際の戦闘のあるなしにかかわらず国際法上「戦争状態」にある、すなわち平時のではなく戦時国際法が適用されつづける、というのが私の認識である。一応ウィキを引く。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%82%B3%E5%B9%B3%E5%92%8C%E6%9D%A1%E7%B4%84

日本国との平和条約(にほんこくとのへいわじょうやく、英: Treaty of Peace with Japan)は、第二次世界大戦におけるアメリカ合衆国をはじめとする連合国の諸国と日本国との間の戦争状態を終結させるため、両者の間で締結された平和条約である。アメリカ合衆国のサンフランシスコ市において署名されたことから、サンフランシスコ条約サンフランシスコ平和条約サンフランシスコ講和条約などとも呼ばれ、ほかにも対日平和条約・対日講和条約などとも呼ばれることがある。なお、条約の正文は英語・仏語・スペイン語であり、日本語の正文はない(ただし、日本の外務省がおこなった和訳が、正文に準ずるものとして締約国の間で承認され、国会承認・内閣批准を受けた公式なテキストとして日本国内では扱われている)。1951年(昭和26年)9月8日に全権委員によって署名され、翌年の1952年(昭和27年)4月28日に発効した。日本国内では、昭和27年4月28日条約第5号として公布されている。

この条約によって、正式に、連合国は、日本国及びその領水に対する日本国民の完全な主権を承認した(第1条(b))。なお、国際法上では、この条約が発効されるまでは「戦争状態」が続いていたとされ(第1条(a))、ポツダム宣言の受諾を表明した1945年(昭和20年)8月15日や、降伏文書に署名をした1945年(昭和20年)9月2日以降にも戦争状態は継続していたものとされる。

したがって真の終戦日は9月8日、もしくは4月28日でなくてはならない。日本人は歴史的情念的に「8月15日」こそ終戦日であると観念しており、その事実自体は覆るまい。しかし、国際法上の正式な終戦がいつかを考えれば、松平元宮司の認識の方が正しいのだとわかるはずだ。