神学大全第一部第一問第一項「聖なる教え、それは必要か?」

およそ知は存在するものについての知であり、真であるものは存在する。それら(神をも含む)は哲学がじゅうにぶんに取り扱っている。理性を超える事柄についてひとは知ろうとする必要がない。神学を包括する哲学さえあれば、神学としての聖なる教えなど不要である。
そういう意見があるが、それは間違いである。
なにより人間の救いにとって、啓示による聖なる教えは必要である。神についての知識にしても、理性によって知られうることはごくわずかであり、しかも間違いが混入しているから、啓示によって教えられることは数多い。ひとたび神によって啓示されたものは、たとえ理性を超えていたとしても、信仰によって受け入れられねばならない。
http://www.newadvent.org/summa/100101.htm



「救い」にとっての必要性が強調されている。では救いとは何か?
「啓示」と「信仰」についても吟味が必要だろう。