ライトノベル版サナトリウム文学――橋本紡『半分の月がのぼる空』1〜4巻★★★

kanedaitsuki2006-07-11

心臓を患った薄命の少女と彼女に恋心を抱く少年の話。よくも悪くも「いまどき」のシチュエーションだろう。ライトノベルの世界で、SFでもファンタジーでもないこういう作品が受けているのは面白い。キャラの作り方や自分語り的なところが、なにかしらライトノベルチックなので受け入れられているのだとは思うが、少々手直しすれば普通の小説として読めてしまう。あるいはライト/非ライトの境界が崩れつつあるということか。
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