イブですな

親元にいてクリスマス・イブである 一輝

旧作。

旧皇族からの「婿養子論」も、実は根本的な解決にならない、という話を書こうと思っているのだが、今あまり時間がない。手短に言うが、まず、以前シミュレートした通り、皇室典範を女帝容認に変更することになるので、同じ問題が生じるということを指摘できる。そのうえ、「皇配は旧皇族に限る」といったかなり不自然な文言も皇室典範に入れざるをえない。また、そうした場合、民間からという選択肢も含めた場合に比べて、結婚できない女帝の数は増えこそすれ減りはしないだろう。
かりに旧皇族との結婚が果たせたとしても、最高でも皇男子は二人程度だろうし、皇男子なしとなる確率もけっこう高い。
そうすると結局のところ、いずれ傍系に皇位を移すしかなくなることになる。要するに養子論も所詮は問題の先送りに過ぎないのだ。