2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

教皇の不可謬の教導権:2

"The Papacy Lerning Guide"(Catholic Answers)より。 不可謬権が公式に定義される以前から、教会の教父と博士たちは、教皇が神より授けられたこの権能を有することを理解していた。聖クリソログス(c.400-450)は司教たちを次のように励行している。「ローマ…

教皇の不可謬の教導権:1

"The Papacy Lerning Guide"(Catholic Answers)から、教皇不可謬権に関する箇所を紹介する。 先に私たちが学んだのは、イエスがペトロに権威ある地位、「結んだり解いたりする」(マタイ16:19)権威を伴う「鍵の力」を与えたということだった。ペトロが地で…

誰が救われるのか

「本人のがわに落度がないままに、キリストの福音ならびにその教会を知らないが、誠実な心をもって神を探し求め、また良心の命令を通して認められる神の意志を、恩恵の働きのもとに、行動によって実践しようと努めている人々は、永遠の救いに達することがで…

ルフェーブル大司教による「教会の外に救いなし」

杉本氏が、第二バチカンを否定しているとして、蛇蝎のように嫌うルフェーブル大司教は、では「教会の外に救いなし」についてどう語っているか、いささか長くなるが引用しておく。 http://fsspxjapan.fc2web.com/op/op10.html 教会は救いの唯一の方舟であり、…

「教会の外に救いなし」入門

この教義については既に私見は書いているが、とりあえずおさらいしておこう。 http://d.hatena.ne.jp/kanedaitsuki/20061028 http://d.hatena.ne.jp/kanedaitsuki/20041229/ http://d.hatena.ne.jp/kanedaitsuki/20041210/この教義に対して二重の無知がある…

第二バチカン公会議は実際に何を言っているのか

まず「随想 吉祥寺の森から」より引用。 http://blog.livedoor.jp/mediaterrace/archives/50891144.html このエキュメニズムに劇的な先鞭をつけた人物は、第二バチカン公会議を開いたヨハネ23世であり、そして、それを20世紀後半、さらに力強い指導力、…