絶えず祈る

kanedaitsuki2009-08-28

 動画にもある通り、シュオンは「祈り」の重要性を説いている。
 祈りは、何かを実現してもらうための願いなのではなく、絶対的なものと相対的なもの、永遠なるものと仮初のものとをつなぐ媒介である。
 人間は、動物の地位に落ちないために、少なくとも儀礼的な祈りを必要とする。しかし、最も重要な祈りは、心の祈り、聖パウロの言う「絶えざる祈り」である。
 絶えず祈ることができれば、人間は、その存在そのものが祈りになる。それは、神に似たものへの全体的変容にほかならない(人間神化)。