リアル戦争論+リアル国家論――『ガサラキ』★★★

kanedaitsuki2009-02-08

 『ウィッチハンターロビン』に続く懐かしアニメ第2段(!)は同サンライズ製作の『ガサラキ』。『ガサ☆ラキ』じゃないぞ。1998〜1999年放映。
 秘密兵器TAといい、設定・背景が軍オタの臭いぷんぷんだ。しかしそれだけではない。米国に追随する近未来の日本において、右翼の大物らしき人物がクーデターを起こす、というかなりぶっそうな話になっている。『〜ロビン』が意外にシンプルにストーリーを組み立てており入り込みやすかったのに比べ、こちらは複雑でついていきにくい。壮大すぎて25話ではすべてを盛り込めなかったようだ。
 もともと続編を作るつもりだったのだろうが、こういうシビアな内容では困難だろうなあ。ちなみにキャラデザインは『〜ロビン』監督の村瀬修功。俺のツボなのかね。


ガサラキ DVD-BOX