お笑いブームなどない

前から気になっていたことを、殊能将之氏が。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/mercysnow/LinkDiary/links08031.html

 あら、「ジャンプ!○○中」は最終回なんだね(3/19放送)。
「逃走中」「密告中」はけっこうおもしろかったから残念。後番組はどうなるんだろ。トーク番組なんですかね。

 追記。「爆笑レッドカーペット」がレギュラー番組化するらしい。レベルが格段に下がるだろうなあ。あと、一応ゴールデンタイムだから、「あらびき団」のような最低のネタは放送できないだろうし。
 今後は各テレビ局が低レベルの芸人を奪いあう異常事態となるかもね。底辺は深いらしいからだいじょうぶか。

雑学クイズ番組の異常増殖に比べればネタ見せ番組がとんでもなく増えたとは言えないと思うかも知れない。しかし、実際には通常のバラエティー番組の枠内でショートネタを見せることも多くなっており、放映比率から見て明らかにインフレ状態だろう。
こうなると芸人たちは、芸を磨くといったことより、いかに各局で使い回してくれるかを狙って、インパクトばかりを求めてしまう。いわゆるキャラ芸、出オチ芸が増える所以である。最近の『エンタの神様』など、ベテランの構築されたコントを見せる一方、そうした学芸会レベルの芸人の吹き溜まりになっている。
爆笑レッドカーペット』は既に「お試し盤」のような内容になっている。審査員の笑いレベルの低さが気になっていたが、最近放送分では江守徹が渋い採点をしていたのが幸いだった。とはいえ「満点大笑い」「大笑い」「中笑い」「小笑い」という四段階なのに、下の二つになることはほぼゼロ。笑いの敷居が低すぎだ。あれは「へぇボタン」じゃねえぞ(てかタモリを見習え)。そういう環境下でも、柳原可奈子なだぎ武バカリズムなどは、質を落さないまま短い尺にも対応した芸を持っている。
ところでこの前、鳥居みゆきが「ロンドンハーツ」のおしゃれゲートに出ていたが、キャラを崩しきらなかったのでセーフであった。最近白紙スケッチネタの多いのが難。実際には多種多様なネタを持っているのである。