爆笑レッドカーペット

殊能雅之さんはこう書いている。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/mercysnow/LinkDiary/index.html

 昨夜は3回目にしてようやく「爆笑レッドカーペット」(7/31放送)をチェックできた。
 話題の番組であり、けっこう期待して見たら、一発芸的ショートネタ中心だったからややがっかり。わたしはおもしろいネタを長く見たいんだが、テレビでは無理か。「若手芸人ショーケース」としてはなかなか興味深い。
 バカリズム柳原可奈子、TKOあたりがわたしの好み。しかしながら、番組の趣旨に最も合致していたのは小島よしおかもしれない。初めて見ると10秒間ほど笑える(が、2回見るもんじゃない)。
 若槻千夏イチオシのジャルジャルはどこがおもしろいのかさっぱりわからなかった。小学生レベルの笑いに徹しているなら潔いか。でも、わたしオッサンなんでね。

私もジャルジャルの面白さがまったく分からなかったので、この意見に安心した。
非常に気になったが、ゲスト審査員がベル鳴らしすぎ。「満点」多すぎ。全部が全部面白いわけなかろうに。前1、2回はこれほどインフレでなかった気が。
考えて見れば、『エンタの神様』にしろ、この『レッドカーペット』にしろ、ネタ見せ番組とはいうが、審査員なり観客なりの笑いの敷居が低すぎで、実際にはネタ「押しつけ」番組になっている。私はほとんど見たことがないが、この点でNHKの「オンエアバトル」はシビアに評価している。あとあとのことを考えれば、若手にとってはシビアな視線の中でもまれた方が、使い捨ての番組よりはるかに勉強になろう。局が「売れさせたい芸人」が「売れる芸人」とは限るまいし、「優れた芸人」であるとはなおさら限らない。あるお笑い好きと自称するアイドルの「好きなお笑い」は「ムーディ勝山」だった。
私の好みは殊能さんの挙げた三人(特にバカリズム)を除けば、カナリア。早口で言葉を詰め込む感じのフォークで、二者択一を歌う。犬井ヒロシより面白いうえ、歌も上手い。