『逆転裁判4』(DS)★★★
法廷バトルという新たなゲームジャンルを確立したシリーズの最新作。実はFM1始める前にクリア済。
1〜3から主人公に変更があったが、前作のキャラがけっこう出てくる。また、システム面はもちろんのこと、謎を引き継いでいたりと、基本的に前作までのプレイが前提になっている。
証人の微妙な身体的変化を察し、新たな証言を引き出すという新要素「みぬく」はなかなか大変。特にハミガキのところは何度give upしようと思ったか。数打ちゃ当る式ではなく、ある程度見当をつけないとわからないところがよい。
ただ、ところどころフラグを立ててからでないと、明らかな証拠品をつきつけても話が進まないのには難儀した。このへんはストーリー性とゲーム性のバランスなので、ささやかながら瑕疵になってしまう。たかがゲームと思えば気にはならないが、少なくともスタッフの意図にはずれているだろう。
それでも全体として難度はそれほど高くはない。ボリューム的にももう一話欲しかった。たしかに最終話は2話分くらいはあるのだけれども。
ついでに。DS版FM1はOCU編クリア。PS版は鬼のようなゲームバランスらしいが、こちらはほどほど。SFC版では敵補給車を使った回避率上げで全機MAX9999にした覚えがあるのだが、さすがにDC版では補正され、簡単には上がらないようになっていた。それでも、補給車+敵ユニットによる遠距離攻撃上げによってガイドを覚えさせれば簡単である。難度の高いミッション29もボディ狙い撃ちすれば楽勝。一度クリアすれば難易度を調整できるのはよい配慮だと思う。