神国日本

あんとに庵さんが「愛国心」について書かれている。
http://d.hatena.ne.jp/antonian/20060418/1145334355
憲法にメンタルなものを持ち込むことに疑問を呈しておられるが、憲法前文に理念的なことが書かれるのは普通のことであり、実際現日本国憲法(偽憲法)の前文にも長々と絵空事の理念が、こなれない日本語で述べられている。
とはいえ私も「愛国教育」など不要と考える。必要なのは「愛国教育」ではなく、「皇国教育」である。つまり、「日本は天皇を中心とする神の国であるということを全臣民に理解せしめることが重要なのだ。要すれば、日本「国」と天皇は不即不離の関係にあること、天皇なしの日本「国」は定義矛盾であることを、事実としてわからせれば十分である。
その意味でも、憲法第一条は
天皇は日本国を代表する国家元首である」
と改正すべきである。ほんとうを言えば「万世一系の」という形容もつけたいところだが、第二条を
皇位は皇男子孫により世襲される」
とすればすむ話なので、シンプルさをとろう。
ところで巷には、上から押しつける愛国心は駄目で、自ずとわきあがる愛国心ならよいという意見があるようだ。いかなる強制もなしに人間が自然と国を愛するようになるということがなぜ可能なのか私にはまったくわからないが、それはそれとして、「下から」生じるものがいいとは限るまいに。ファシズムは「下から」起きる。独裁者は国民の喝采から生まれる。大衆に幻想を抱くなかれ。