ジェフリー・ユージェニデス『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』★★★

kanedaitsuki2005-07-31

ざらざらしNumber Girlの演奏を聴きながら読了。
青春小説であり、自殺小説であり、また思想小説でもある。なるほど不可解な死は(不可解な殺人と同様)ひとに物語を触発する。しかし、なんかやな感じだね、こういうの。人の死をネタにしやがってなどと道徳的に問責する気はないが、内容的にはジャーナリズムの下世話な記事のようなもので、いくら文章を粉飾していても、「文学」てこういうもんか?という疑問は残る。
いずれにせよ、軽い鬱期に読む本じゃあねえよな(笑
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/415120007X/qid=1122802708/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/249-6981532-5636363