『エヴァとステファンとすてきな家族』★★★

スウェーデンの映画。夫の暴力から逃れて家を出た母エリザベートに連れられ、エヴァとステファンは、叔父とともに奇妙な住人との共同生活をはじめる。はじめは住人らをうとんじてた二人だが、次第にその生活に慣れてきて、そして・・。
この手の、ひとくせありそうなひとびとの共同生活という設定はよくあるが、この作品では人間関係の崩壊と回復というテーマが伏在している。プラス方向だけでなく、「建設的な別れ」も描いているところに深みがある。
ただ、見ていて無駄と思える描写や問題ありと思える写し方もあり、点はのびなかった。内容はいいのに文体がいまいちな小説を読んだ感じ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00023GUG8/qid=1113731842/sr=8-2/ref=sr_8_xs_ap_i2_xgl15/249-6981532-5636363