下條正男『竹島は日韓どちらのものか』★★★

日韓の各種文献を渉猟して、「竹島は韓国領」という妄言を完全論破。かつて鬱陵島(韓国領)が「竹島」と呼ばれていたことがことをややこしくしてはいるが、韓国側の論拠がほぼ安龍福の証言に依拠しているため、その偽証性をつけば簡単に韓国の主張は崩壊する。都合のいい自国民の証言や、それを無批判に受け入れる「良心的」日本人の発言のみをことさらに持ち出す韓国側のやり方は、いつかどこかで見た光景だ。韓国に対して必要のない贖罪意識を退け、客観的にことを決する態度を日本人はもっと養わねばなるまい。
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