竹島問題

◇「世論喚起に有効」と8人賛成
 10日の県議会総務委員会で、議員提案の「竹島の日」制定条例案が可決されたことを受け、条例案が16日の議会最終日に可決されることが確実となった。県と姉妹提携する韓国・慶尚北道は交流の全面中断を表明しており、両国の友好交流に与える影響を懸念する声もある。
 「友好の懸け橋にと努力してきたのに、そのきずなにひびが入るおそれがある。外交権のない県議会が責任を担えるのか」
 超党派の県議でつくる「竹島領土権確立議連」の設立当初、唯一参加せず、距離を置く小室寿明氏(県政ク)は、この日の委員会でこう述べた。  県では、同道との交流中断の場合、職員の相互派遣や高校生のスポーツ交流など9事業に影響が及ぶとみる。
 また、今年は「日韓友情年」として、国レベルのさまざまな交流も計画されており、波紋が広がる恐れは委員会審議でも取り上げられた。議案提案者の一人で、県日韓親善議連会長の矢野潔氏(自民)は、「条例制定で交流に支障があるかも知れない。その課題にどう対応するかだ」と課題を挙げた。
 その一方、漁業が盛んな島根半島が地盤の小沢秀多氏(自民)は「ある年齢以上の漁師の大半が、李承晩ラインを越えたとして、だ捕などに遭った経験がある。今も韓国船が多い暫定水域では操業できず、秋田沖まで出漁している」と漁業者の意向を代弁した。
 結局、領土権確立に向けた世論を喚起するためには有効だとして、採決は小室氏を除く8人全員の賛成で可決となった。採決後、小室氏は「日韓は手を携えて歩むべきパートナー。のどに刺さった骨は、交流する中で解決するのがベストではないか」と話した。【高田房二郎、酒造唯】
3月11日朝刊

というわけなのだが、竹島問題の根元は単純に韓国の侵略行為だというに過ぎない。サンフランシスコ講和条約発効により竹島の日本領としての復帰が国際的に承認されることを事前に察知した当時の韓国政府が、発効直前に勝手に「李承晩」ラインの内に竹島を含めて自国領であると宣言、かつ軍事占領したわけ。要は終戦後のどさくさに火事場泥棒したという点で、旧ソ連による北方領土の不法占拠と並ぶことなき、韓国によるまぎれもない侵略行為なのである。
この条例の有効性がどれほどのものであれ、実際上県民が被害を受けているにもかかわらず政府がなにもしないのだから、民間主導でこういう声があがるのは当然だろう。北朝鮮拉致問題だって、政府はほったらかしだったしな。


竹島問題については以下のサイトが参考になります
竹島問題」
http://www.geocities.jp/tanaka_kunitaka/takeshima
竹島問題(外務省)」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/takeshima
[かえれ!竹島
http://www.pref.shimane.jp/section/takesima/top.html