好きにしてくれ

会社と折り合いがつかずいらいらした。先行き不安だが、とりあえず薬の投与が完全に終了するまでは何もできない。

そういうときには、ささやかな外部的な仕事に逃れ、よい行為によってまた元気を取り戻すのがよいことだ。そして私の到来、天よりの訪れを、確固たる信念をもて待望するがいい。お前の、追放の身の上や、荒涼とした気持を、辛抱づよく堪え忍び、私がまた再びお前を訪ね、あらゆる憂悶からお前を解放するまで、待つのだ。


『キリストにならいて』第三巻第五十一章「立派な仕事をする力を欠くときは、つつましい仕事に出精すべきこと」