ツンのないツンデレなんてデレのないツンデレと同じだ

というわけで、復活いたしました。
15日の終戦記念日小泉首相靖国参拝慶賀。あれで神式ならもっといいんですけど。直後の世論調査ではどこの新聞でもおおむね支持が不支持を上回り50%を超えてるようです。中韓の反発に嫌気がさしている一般のひとが増えたんじゃないでしょうかね。靖国行くなら首脳会談しない、なんてのは子供のだだみたいなもので、傍から見たら滑稽きわまりなし。相手にする必要ございません。
ところで今日付の読売新聞で、保坂正康とかいう評論家がコメントを寄せているのですが、その内容が気になりました。靖国神社の松平元宮司が、サンフランシスコ講和条約を結ぶまで日本はなお戦争状態にあったのだというようなことを述べているらしく、それを保坂は「異様な認識」と批評を下しているのです。私の理解では、なるほど1945年8月15日以来、一部を除けば戦闘状態は停止いたしましたが、それはあくまで「停戦」ということであり、国際法上「戦争」が終結したのは講和条約発効後のことで、松平元宮司の認識は異様でもなんでもないと思います。その間日本は連合国による軍事占領を受け、主権は停止もしくは制限されておりました。これは他国との正常な国家関係が存在していなかったことを意味します。したがって、かようなイレギュラーな状態にあって、連合国の意のままに死刑にされた同朋を戦死と同等に扱うのは、理に適ったことです。連合国によって「戦犯」呼ばわりされた人々の名誉回復はその後の国会決議で成しとげられてもいます。保坂某の方がよほど「異様な認識」なのです。