郵政解散

この件については、さすがIrregular Expressionが詳しくかつ鋭い。
http://www.wafu.ne.jp/~gori/mt
民間にできることは民間にまかせ政府をスリムにする(人員削減、経費削減)というのは、小泉首相の一貫した政治方針であり、その目玉が郵政であったから、ここに信念を傾けるのは当然だ。gori氏が言うとおり、次の選挙は「小さな政府」派vs「大きな政府」派の争いになるだろうし、またそうなるべきでもあるだろう。
郵政民営化に反対するということは、国家の庇護を大幅に認め、その結果生じる官僚の利権構造や腐敗を、ある程度は容認する、ということを意味する。多少の無駄には目をつむる、その代わり、生活その他のめんどうをみてくれ、というわけ。これが「大きな政府」的発想。「小さな政府」路線は逆に、自己責任の割合を今より広げ、国家の介入をできるかぎり少なくしようということ。もちろんどちらにも長所短所があるし、両極の間にさまざまな段階がありうる。ただ、大まかな政策面からこの二つのグループに区別することはできる。
私は郵政民営化に賛成、足らない点があれば(僻地への輸送等)それは政府が補えばよいという立場。
今回の小泉首相の、日本の政治家には珍しい強権ぶり、いろいろ批判はあるが、一度はこういう大鉈を振るうのはありだと思う。国民が政治に目覚めるチャンスにもなろうし。
8月15日終戦記念日靖国参拝が気になる。今回はタイミングばっちりなので、公約を果たすと思うのだが、いかに。